旬の青梅を使って、梅シロップを作ろう
待ちに待ったこの季節がやってきたよ…!!!よし、梅シロップ漬けよう!
梅ジュースって昔はあまり好きではなかったのですが(たぶん梅“フレーバー”が嫌いだった)、一昨年、氏神様の夏越の大祓へ出向いたときに、振舞っていただいた自家製梅ジュースに衝撃。
「なんだ!この美味しいジュースは!」
甘さは充分なのに酸味があってスッキリ爽やか。それどころか暑くてバテていたのに、一瞬で身体のほてりが取れて元気になりました。
梅のうれしい効果
そうなんです。梅ジュースが美味しいだけじゃなく、梅にはいろんな嬉しい効果があるんですよ!
① 元気になれる
梅にはクエン酸が含まれているので、疲労回復に効果があります。今から仕込むとちょうど7〜8月に梅ジュースを楽しめますので、夏バテの解消にはもってこい。私も去年は、熱中症対策として朝晩に飲んでました。ちなみに二日酔いにも効くそうです。
② 病気にかかりにくくなる
梅には殺菌作用があると言われてますが、それはクエン酸をはじめとする有機酸の効果。お弁当に梅干しを入れると腐らないと、昔から言われている通りです。免疫力がアップし、体内に入り込んだ細菌の繁殖も抑えてくれるので病気の予防になります。胃腸内を抗菌・滅菌し、酸味が唾液を出させて消化も助けてくれるので、お腹の調子が悪いときにも効果あり。ちなみに我が家には「腹痛は梅酒で治せ」という家訓があります(笑)
③ 美容によい
梅リグナンが細胞の酸化を防止・抑制してくれ、アンチエイジングが期待できます。また、酸味に反応して出る唾液にも若返り効果があります。クエン酸は新陳代謝を促して老廃物を体外に排出してくれるので、美肌になれます。腸内環境も整うのでデトックス効果もありますね。
梅ジュースを作ってみよう
そんな美味しく体にいい梅。梅干しも良いですが、やはり今の季節なら梅ジュースがおすすめ。梅ジュースの元になる梅シロップは、けっこう簡単に作れるんですよ。
梅シロップの材料
- 青梅…必ず青いままで。熟すまで待たずに漬けてください。
- 氷砂糖…グラニュー糖でもOKですが、氷砂糖の方がゆっくり溶けるのでジュース作りに適しています。
- 竹串(or爪楊枝)
- 漬ける用のビン…分量が入る大きさで
- アルコール
梅と砂糖は同量を用意してください。梅1キロ、砂糖1キロで漬けた場合、約800ccの梅シロップが出来上がります。お好きな量を漬けてくださいね。
梅シロップの作り方
① 梅を洗い、水気を取る
水洗いして、ペーパータオルなどで水気を取ります。水気は腐敗のもとなので注意。
② ヘタを取る
竹串や爪楊枝でヘタを取ります。梅は金属に弱いと言われているので、金属は使わないようにしてください。
③ 冷凍する
冷凍用の保存バッグに入れて一晩寝かせます。冷凍することで細胞壁が壊れ、水分が出やすくなります。
④ 容器を殺菌する
アルコールを入れてフタをし、回すようにして全体にアルコールがかかるようにします。アルコールを捨て、乾かしておきます。
(①〜④までの仕込みを夜にやっておくと良いでこす。)
⑤ 梅と砂糖を交互に入れる
ビンの底に梅を敷き詰め、その上に氷砂糖を敷き詰めます。またその上に梅を敷き詰め…と、交互に入れていきます。
⑥ 密閉して冷暗所で保存
蓋をして冷暗所で保存しましょう。
⑦ 1日1回ビンを揺すって、1ヶ月で出来上がり
完成までは1ヶ月ですが、1週間目くらいで飲み始められます。揺すらなくてもできますが、揺すった方が早くエキスが出てきます。
夏になる前に、梅ジュースで対策を
出来上がったシロップは、ビンごと湯煎するか鍋にうつして火を通すと(沸騰しないように)、1年ほど長期保存が可能です。夏の間に飲み切るのであればそのままでも大丈夫です。
シロップは水や炭酸などで割って飲むと美味しいですし、かき氷にかけてもOK。ちなみに同じレシピで果物を変えても、美味しい果実ジュースが楽しめます。梅の季節は限られていますし、季節ごとに旬のフルーツを使ってシロップを作れば、飽きずにビタミン豊富なフルーツを取り入れられます。グレープフルーツやキウイなど酸味のあるフルーツがおすすめです。
ぜひ今から梅シロップを漬けて暑い夏に備えましょう。梅ジュースで美味しく健康に、そして美しく暑い日を乗り越えていきたいですね!
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