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あそび弾きって、実はすごい能力なんです

お子様の日々のピアノの練習で、「今日は何だか熱心に弾いてるな~」と思って聞き耳を立ててみたら…

ん?あれ?ゲームのテーマ曲!?なにこれ、電車の発車メロディーやん!えぇー!ちゃんと練習してよ!

…なんて経験ありませんか?いわゆる遊び弾きと言われるコレ、親としては「遊んでばかりいないで、ちゃんと宿題に出された曲を練習してよー!」と思いますよね。お気持ちすっごくよく分かります。

でも、ちょっと子どもたちの肩も持つと、遊び弾きってものすごいことなんです。遊び弾きするためには、ただ弾くだけではない色んな力が必要になんですから。

遊び弾きに必要な力は?

① 絶対音感

例えば、CMやゲームの曲を遊び弾きしているのであれば、耳コピできる能力=絶対音感が必要です。耳で正しい音を聴き取って弾くには、この絶対音感が必須。耳コピって簡単に言いますが、耳の力は幼い頃からの訓練(特に4~6歳あたりの音感教育)でしかつかないんです。耳コピができるということは、ちゃんと幼い頃からの積み重ねで耳が良くなっている証拠です。

② ハーモニー感

耳コピした音楽に、更に伴奏がつけられているのであれば、ハーモニー感まで養われてる証拠!ハーモニーを耳で聴き取っている場合もありますが(それもまた耳の力が育っている証拠でもあります)、ちゃんとハーモニーを理解しているからこそ、正しいハーモニーが聴き取れるのです。

③ 即興力

何度も何度も繰り返し練習したわけじゃないのに、ちゃんと音楽になってる…そんな場合はきっと、即興力まで育まれていることでしょう。ジャズみたいにオシャレ〜な即興ができるのだけが即興力ではなく、聴いたまま感じたまますぐに演奏できるのも即興力。この力がつけば、一生楽しみながら音楽を続けていけること間違いなしです。

遊び弾きは、本当にすごい

遊び弾きって、要は「遊びながら弾けるくらい上達した証拠」なんです。だからたまには、遊び弾きも「すごい!」と褒めてあげてください。子どもたちって褒めるとびっくりするくらいやる気になるんですよね。でも、好きな曲が「遊び弾き」できるためには日々の鍛錬も必要ということも、同時に教えてあげてください。練習も頑張りつつ遊び弾きで息抜きをして、お子様と一緒に音楽ライフを楽しんでくださいね!